認知症で行方不明になった藤沢市内の90代の女性をスリッパの臭いをもとに
発見、保護に貢献したとして、警察犬のシロ(4歳)とバリー(6歳)が1日、
藤沢北署の小林仁署長から表彰された。
女性は3月28日夜、行方がわからなくなった。
家族の110番を受け、オスのシロとメスのバリーが送られ、捜索開始。
約15分後の29日午前1時35分ごろ、自宅から約200メートル離れた
寒川町内の工場の植え込みの隅に倒れているのをシロが見つけ、女性は保護された。
現場で2匹を担当した県警鑑識課警察犬係の東謙一郎警部補(43)、
若松幸隆巡査部長(45)ともどもの表彰。
バリーは表彰23回目のベテランだがシロは4回目、
しかも直接見つけたのは初めてという晴れの舞台。
2匹への賞品は高級ドッグフードのビーフジャーキーだった。
(小北清人)