朝日新聞・朝日新聞デジタル|更新|2016/04/05

警察犬のバリ−&シロ、15分で徘徊女性を発見、
深夜の捜索 ご褒美は高級ジャーキー

表彰されたシロ(左)とバリー(右)=神奈川県藤沢市

表彰されたシロ(左)とバリー(右)=神奈川県藤沢市

 
認知症で行方不明になった藤沢市内の90代の女性をスリッパの臭いをもとに

発見、保護に貢献したとして、警察犬のシロ(4歳)とバリー(6歳)が1日、

藤沢北署の小林仁署長から表彰された。
 

女性は3月28日夜、行方がわからなくなった。

家族の110番を受け、オスのシロとメスのバリーが送られ、捜索開始。

約15分後の29日午前1時35分ごろ、自宅から約200メートル離れた

寒川町内の工場の植え込みの隅に倒れているのをシロが見つけ、女性は保護された。
 

現場で2匹を担当した県警鑑識課警察犬係の東謙一郎警部補(43)、

若松幸隆巡査部長(45)ともどもの表彰。

バリーは表彰23回目のベテランだがシロは4回目、

しかも直接見つけたのは初めてという晴れの舞台。

2匹への賞品は高級ドッグフードのビーフジャーキーだった。

 

(小北清人)